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個人向け国債(変動10年) 消費者物価指数(CPI)について考えてみた

個人向け国債(変動10年)の「利金のお知らせ」を受け取りましたので紹介したいと思います。

元本100万円で利金は半年で250円(税引前)、税引き後は200円です。

これで折り返しです。
あと5年の間に金利は上がるのでしょうか?

第39回個人向け国債_10期

本国債の適用利率の算定式は「基準金利×0.66」、基準金利の決定月は「毎年6月及び12月
(年2回)」となっています。

     利子計算期間    基準金利 適用利率
                        (税引前) (税引後)
第1期 H24.7.16~H25.1.15  0.86%  0.57%  0.4542045%
第2期 H25.1.16~H25.7.15  0.73%  0.48%  0.3824880%
第3期 H25.7.16~H26.1.15  0.86%  0.57%  0.4542045%
第4期 H26.1.16~H26.7.15  0.65%  0.43%  0.3426455%
第5期 H26.7.16~H27.1.15  0.61%  0.40%  0.3187400%
第6期 H27.1.16~H27.7.15  0.47%  0.31%  0.2470235%
第7期 H27.7.16~H28.1.15  0.45%  0.30%  0.2390550%
第8期 H28.1.16~H28.7.15  0.32%  0.21%  0.1673385%
第9期 H28.7.16~H29.1.15  -0.10%  0.05%  0.0398425%
第10期 H29.1.16~H29.7.15  0.03%  0.05%  0.0398425% ←今回
第11期 H29.7.16~H30.1.15  0.05%  0.05%  0.0398425%

今日は少し真面目に経済の話を。

日本の消費者物価指数(CPI)上がりませんね。

今日の日銀金融政策決定会合で、物価上昇率が安定的に2%に達成する時期を1年先送りしました。
先送りは2013年の異次元緩和以降6回目だそうです。

一方、米国の物価指数は1%台後半で日本より高い水準となっています。

ところが財(モノ)のインフレ率は米国の方が日本より低いです。
これはe-コマースによる激しい値下げ攻勢により、米国でもデフレの影響が見られるからです。
(テレビなんかがその代表例ですかね)

一方でサービス価格はしっかりと上昇しており、日米ではこの差が大きいようです。
日本は家賃、理髪料、病院の診察代って昔からあまり上がっていませんよね。

ま、サービス価格が上がって、CPIの目標が達成されることが良いことかは別問題ですが。

投資に置き換えてみると、やはりモノは厳しくて、コトなのかなって気がします。
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プロフィール

RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしていました
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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