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千趣会 減損損失でどうしようか考えてみた

千趣会は「ベルメゾン」を展開するカタログ、ネット主体の通販大手です。

2017年6月に投資しています。
803円で購入しています。

今回は当社が7/21に発表した以下のリリースについて紹介したいと思います。
特別損失(減損損失)の計上、繰延税金資産の取崩し、業績予想及び配当予想の修正(無配)、ならびに役員報酬の減額に関するお知らせ

ぐぬぬ、6月の権利確定後に買っているのに…
購入前の記事はこちらを参照ください。

ぐぬぬ、スクロールにすれば良かった…
スクロールの検討記事はこちらを参照ください。

さて、気を取り直して内容を見てみましょう。
・通信販売事業の業績が大幅に計画未達のため減損損失を計上
・金額は2Qで4,432百万円、下期に追加で773百万円
・繰延税金資産の一部を取崩し、法人税等調整額に791百万円を計上
・売上の減少、粗利益率の悪化、販売促進費増により通期の営業利益は前回予想比△5,150百万円
・結果、通期の当期純利益は△10,400百万円
・配当は無配に転落(8円→0円)
・役員報酬減額

減損もイマイチですが、下期の営業損失(金額とその内容)が気になります。
膿を出し切るためであれば良いのですが、そうでなければかなり問題だと思います。

当然ここまで業績が悪くなると優待の改悪、廃止の懸念もあります。
しかし、以下の理由から優待の改悪、廃止はないと考え(信じ)、保有を継続します。

・今回のタイミングで優待の改悪、廃止を発表していない
・純資産、自己資本比率は一定の水準を維持できている
・株主優待は売上に一定の貢献をしている(当社のファン作りにも寄与)
・これ以上株価が下がると大株主に怒られる
 (2015年5月にJ.フロント リテイリングが846円で第三者割当増資を引き受けている)

お決まりですが、どうするかは皆さん自分で考えましょうね~
私はもし外れたら何故外したのかを考え、次に生かしたいと思います(=゚ω゚)ノ

千趣会(東証1部、8165)の主な指標(2017/7/24現在)
株価 : 721円
PER(予想) : -倍
PBR(実績) : 0.73倍
EPS(予想) : -199.90
1株配当(予想) : 0.00円
配当利回り(予想) : 0.00%

株主優待
権利確定月 6月末日・12月末日
(1)ベルメゾンお買い物券
100株以上 1,000円
300株以上 2,000円
500株以上 4,000円
1,000株以上 5,000円
(2)長期保有株主に対してお買い物券追加贈呈(12月末)
100株以上 1年以上:500円、2年以上:1,000円、3年以上:1,500円
300株以上 1年以上:1,000円、2年以上:1,500円、3年以上:2,000円
500株以上 1年以上:1,500円、2年以上:2,000円、3年以上:3,000円
1,000株以上 1年以上:2,000円、2年以上:3,000円、3年以上:4,000円
※毎年12月31日現在、1年以上、100株以上保有の株主にお買い物券を追加贈呈

総合利回り(予想) : 2.77%
上記は100株の場合(保有期間1年未満)
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プロフィール

RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしていました
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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