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プレナス 既存店売上高に貢献も…

プレナスは持ち帰り弁当「ほっともっと」や定食「やよい軒」を展開しています。

2017年9月に投資しています。
2,410円で購入しています。

今回は第58期報告書と株主優待について紹介したいと思います。

プレナス_2018

当期の売上高は前期比+3.4%、営業利益は同-30.8%となりました。
既存店売上高未達やIT投資の影響により減益となっています。

次期は更に減益の計画となっています…
原価率の上昇、人財投資、新工場設備投資等が足を引っ張ります。

ただし外部委託から自社の食品総合工場に集中して内製化するのは良い施策だと思います。

プレナス_2018②

事業別に見ると、不調の原因は「ほっともっと事業」ということになります。
既存店売上高は97.2%、減収とID-POS導入コスト等で前期比-33.8%の大幅減益です。

なお次期(全社)の減益の最大要因は原価率の上昇(-2,840百万円)です。
それは売上の増加(+2,303百万円)でかなりの部分を取り戻す計画となっています。

ちなみにほっともっと事業は前期比で客数は109.6%、売上高は107.7%を見込んでいます。
7月以降前年超えV字回復という甘々計画です。

という訳で利益は更に下方する懸念があります。

プレナス_2018③

「やよい軒事業」は増益を確保しています。
(売上高はほぼ横ばい、直営店から加盟店に移管することで減少するため)

徳島県に初進出とありますね。
愛媛県にはあるのかな?

プレナス_2018④

優待券は買物優待券(500円券)です。
私は100株保有で5枚/年1回となります。

近所にほっともっとがないのでもっぱらやよい軒で利用しています。

プレナス_2018⑤

配当方針は年間配当60円または年間配当性向50%のいずれか高い額となっています。

前期・当期・次期ともに年間配当60円が適用されています。
配当性向は当期がほぼ100%、次期は143.6%でタコ配となっています。

純資産は豊富なのですぐにどうこうという話はないと思いますが、盛り返して欲しいですね。

プレナス(東証1部、9945)の主な指標(2018/5/30現在)
株価 : 1,869円
PER(予想) : 44.72倍
PBR(実績) : 1.09倍
EPS(予想) : 41.79
1株配当(予想) : 60.00円
配当利回り(予想) : 3.21%

株主優待
権利確定月 2月末日
株主買物優待券(500円)
100株以上 5枚
1,000株以上 10枚
※1年以上継続保有が必要

総合利回り(予想) : 4.55%
上記は100株の場合


優待券がなくなってからも売上に貢献しています。

こちらは鍋定食引換券ですね。
6枚集めると好きな鍋が1食無料という素敵なキャンペーンでした。

プレナス_2018⑥

こちらは対象商品でもらえる「やよい軒券」を5枚集めると定番人気定食が1食無料となります。
対象商品は肉系の高額商品なのに、引換できる商品は…

プレナス_2018⑦
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プロフィール

RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしていました
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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