記事一覧

すかいらーくホールディングス 株主優待は売上を一部押し下げ?

すかいらーくはファミレス最大手、主力業態は「ガスト」です。

買付日 : 2016年4月
数量 : 100株
取得単価 : 1,394円 ※NISA口座を利用

今回は業績と株主優待について紹介します。

2018年12月期(4Q)
売上収益 366,360百万円(+1.9%)
営業利益 22,857百万円(△18.7%)
当期利益 11,438百万円(△26.4%)

・成長ドライバーであるデリバリー、テイクアウト、新店の売上高が増収に貢献
・人件費、エネルギーコスト高騰、粗利率悪化、株主優待の影響により減益

決算説明資料に「株主優待は売上を一部押し下げ」とあります。

売上高の影響額は△45億円です。
株主優待利用による売上増(新規顧客増など)から、優待割引の値引き分を差し引いた金額となっています。

これどういう意味なんですかね?
IFRSだから値引きした分は売上収益に計上していないのかな?

ちなみに利益面では△34億円と最大の悪化要因となっています。

そんな悪玉、株主優待券が到着しています。
私は100株保有で3,000円/年2回です。

すかいらーく_2019

株主数の増加が緩やかになりつつあるようで、次年度の損益影響は△15億円となっています。

前にも書きましたが、株主の大部分を占める個人株主は利益より優待継続を望んでいると思います。
そういったニーズを踏まえてか、株主優待は現行の制度のままで継続実施となっています。

一方で配当は成長投資を重視するため、38円/年から19円/年に半減させます。
(調整後当期利益の30%を基本とする)

ま、大盤振る舞いにはどこかで歪みがくるということでしょう。

また、新リース基準(IFRS16)の適用で財務諸表に影響がありますので留意が必要です。

すかいらーくホールディングス(東証1部、3197)の主な指標(2019/4/17現在)
株価 : 1,828円
PER(予想) : 32.75倍
PBR(実績) : 2.76倍
EPS(予想) : 55.81
1株配当(予想) : 19.00円
配当利回り(予想) : 1.04%

株主優待
権利確定月 6月末日・12月末日
優待食事券
100株以上 6月末: 3,000円 12月末: 3,000円
300株以上 6月末: 9,000円 12月末:11,000円
500株以上 6月末:15,000円 12月末:18,000円
1,000株以上 6月末:33,000円 12月末:36,000円

総合利回り(予想) : 4.32%
上記は100株の場合


優待券の利用は「chawan」が多いです。
ヘルシーなメニューが多くて良いですね(^^)/

すかいらーく_2018⑥

注力しているデリバリーはLINE Payの影響が大きいでしょうね。
ここにホイホイ釣られているのがいますし…

すかいらーく_2019②
関連記事

スポンサーリンク

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしていました
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

スポンサーリンク

雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

Twitter