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ユニゾホールディングス TOB

ユニゾホールディングスは東京地盤でオフィスビル賃貸が主力の不動産会社。
ビジネスホテルに注力。

買付日 : 2018年7月
数量 : 100株
取得単価 : 2,057円

今回は第42期株主通信と株主優待について紹介します。

ユニゾホールディングス_2019

2019年3月期(4Q)
売上高 56,053百万円(+6.8%)
営業利益 17,622百万円(+0.3%)
当期利益 11,903百万円(+40.2%)

・不動産事業は取得物件が寄与も物件売却により増収減益
・開業ホテルが寄与し増収、開業費用を吸収し増益

当面はキャピタルリサイクリングを中心にポートフォリオを運営するとしています。

ユニゾホールディングス_2019②

不動産事業は物件売却により次期は大幅に賃貸可能面積が減少しますね。
(701千㎡→513千㎡)

国内外ともに「効率化」による経費削減を徹底することで収益基盤の強化を図ります。

ユニゾホールディングス_2019③

ホテル事業では既存ホテルで稼働率及び客室単価ともに弱含みました。
計画開発中の8店舗を加え、32店舗になります。

ユニゾホールディングス_2019④

株主優待は優待券です。
ホテルのグレードにより割引額が違うのは分かりやすいですね。

プレミアム優待券、長期プレミアム優待券は未取得です。

ユニゾホールディングス_2019⑤

次期はキャピタルリサイクリングに伴う物件売却の影響で減収減益を予想しています。
一方で配当は当期の85円を維持する予定です。

ユニゾホールディングス(東証1部、3258)の主な指標(2019/7/12現在)
株価 : 3,115円
PER(予想) : -倍
PBR(実績) : 0.94倍
EPS(予想) : -
1株配当(予想) : 85.00円
配当利回り(予想) : 2.73%

株主優待
権利確定月 3月末日
①株主優待券(10枚)
②プレミア優待券(プレミアシルバー)(2枚)
③長期保有プレミア優待券(プレミアゴールド)(2枚)
100株以上 保有期間 3年未満:①、3年以上:①+③
1,000株以上 保有期間 3年未満:①+②、3年以上:①+②+③
※②③ユニゾグループの各ホテル客室料金無料(1泊1室)

総合利回り(予想) : -%


7/10にHISが当社に対してTOBを発表しました。
TOBは株式公開買い付け(Take Over Bid)の略称です。

以下、概要です。
・買付価格 3,100円
・買付予定数の上限 40.21% ※現在保有分とあわせて45%の取得を目指す
・上限を超える応募があった場合はあん分比例、上限以下の場合には全数買取

7/9の終値は1,990円でしたが、7/10場中発表で終値はストップ高の2,390円。
7/11も2,890円のストップ高、7/12は3,040円で始値が付きました。

現時点では当社からの意見表明は実施されていません。
しかし、友好的TOBでないことは明らかで今後の展開への思惑がTOB価格を超えた終値に表れています。

私は7/12に成行の売り注文を入れていましたので3,040円で売却しています。

売却理由は以下の通りです。
・もとはギフトカードの優待目的で投資しており、変更後のホテル優待には思い入れが少ない
 (無料宿泊は魅力的ですが)
・売却益と同程度の余計な?出費があり、これで賄うというエクスキューズが欲しい(笑)
 (若干足りませんが…)

なお今後の展開は読めませんので、売却に際しては考慮しませんでした。
株は手放しましたが、珍しいケースなので今後の展開は注視したいと思います。
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プロフィール

RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしていました
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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