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生涯投資家

「生涯投資家」(村上世彰/文春文庫)を読みました。
※2020年10冊目

生涯投資家_2020

著者はご存知“村上ファンド”で世間を騒がせた村上さんです。
(変な日本語だな…)

村上さんの考える上場のメリット/デメリットは以下の通りです。
(メリット)
①株式の流動性が上がること(株式が換金しやすくなること)
②資金調達がしやすくなること

(デメリット)
①コストがかかる
②いつ誰が自社の株主になるか分からない

これはその通りですが、私は取引/就職時の信用力の向上に重きが置かれている気がします。
そしてメリットの②は資金調達のオプションとして選択肢に入っていない企業は沢山あると思います。

彼は株式発行による直接金融で資金を調達する必要のない企業は非上場化すべきと訴えます。
(個人的には大株主の社長がMBOするのは反対ですが)

本書では上記考えに基づき、ファンドを立ち上げ取り組んだ以下の実例が紹介されています。
・東急ホテル
・昭栄
・東京スタイル
・ニッポン放送とフジテレビ
・阪神鉄道

片方の主張のみで全てを判断するのは良くありませんが、企業側の反応は概ねこんなものかと。

しかし、こうやってみると村上さんの投資後に形が変わっている事例が多いですね。
彼の投資を契機に歪みが表面化したんでしょうね。


彼の言っていることは至極真っ当ですが、それが通らないのもまた世の中かと。
自身も認識しているようですが口調がきつく、「物は言いよう」という指摘があります。

その点が上手かったら結果はもう少し変わっていたかもしれません。

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Author:RYU
某企業で財務の仕事をしていました
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☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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