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日本製紙 四方良し

日本製紙は製紙2位。
家庭紙は「スコッティ」「クリネックス」ブランド。

買付日 : 2020年3月
数量 : 100株
取得単価 : 1,400円

今回は第96期株主通信と株主優待について紹介します。

日本製紙_2020

2020年3月期(4Q)
売上高 1,043,912百万円(△2.3%)
営業利益 35,048百万円(+78.7%)
当期利益 14,212百万円(-%)

・紙・板紙事業の需要低迷等により減収
・印刷・情報用紙および新聞用紙の価格維持効果が発現により増益

決算説明資料に「洋紙・板紙販売数量」というページがあります。

新聞用紙は前年比△9.5%となっています。
これだけで分かるとは言いませんが、隠しようのない事実の一端が垣間見れますね。

数量は上述の通りマイナスですから、売価と原燃料価格で大きく利益を改善しています。

日本製紙_2020②

長尺トイレットロールを主力商品へ、ということで紹介がなされています。

スコッティ フラワーパック3倍長持ち4ロールはその最たるもの。
1ロールで通常品の3ロール分の長さがあります。4ロールで12ロール分。

写真が掲載されていますが、3ロール分もあるのかな…(笑)
とはいえ、私は長尺ロールが好きです。

消費者は取り替えの手間と収納スペースが削減できます。
販売店では売場や在庫スペースの削減と品出しの回数減少になります。
また、輸送効率の向上による二酸化炭素排出量の減少、包装資材の減少などでエコですね。

四方なのでメーカーが入るのですが、利益率が良いのかな?(=゚ω゚)ノ

日本製紙_2020③

株主優待は自社グループの家庭用品詰め合わせです。
100株保有で年1回1セット贈呈となります。

日本製紙_2020④

1Q決算発表時に非開示だった通期の業績予想を発表しています。

売上高は△4.2%にとどまるものの、営業利益は△42.9%です。

これは豪州・ニュージーランドでの板紙パッケージ事業の譲受けに係る一過性の取得費用によるものでしょうか。
約 5,500 百万円を主に2Qに計上予定です。

洋紙では大幅に減少している新聞用紙・印刷用紙の需要が1Qを底に回復をはじめると見込んでいます。
家庭用では前期末の需要増加による反動が下半期には例年並みに回復する見立てです。

日本製紙(東証1部、3863)の主な指標(2020/8/11現在)
株価 : 1,352円
PER(予想) : 52.06倍
PBR(実績) : 0.44倍
EPS(予想) : 25.97
1株配当(予想) : 40.00円
配当利回り(予想) : 2.96%

株主優待
自社グループで製造・販売している家庭用品詰め合わせ
100株以上 一律1セット

総合利回り(予想) : -%


さて、優待品が到着しています。
こちらの優待品は実用的で良いですね(^^)/

紙製品はふるさと納税で受領したものが消化しきれずに残っていますが…

日本製紙_2020⑤
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プロフィール

RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしていました
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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