大戸屋ホールディングス 議決権行使の行方は?
- 2020/06/11
- 20:00
大戸屋ホールディングスは「大戸屋ごはん処」を直営・FCで首都圏中心に展開。
買付日 : 2017年11月
数量 : 100株
取得単価 : 2,065円
今回は業績と株主総会の議決権行使について紹介します。
2020年3月期(4Q)
■売上高 24,579百万円(△4.5%)
■営業利益 △648百万円(-%)
■当期利益 △1,147百万円(-%)
・国内既存店の客数が想定した回復に至らず減収
・減収および販管費の増加により減益
自然災害や新型コロナも減収の要因に挙げています。
しかし昨年1回も対前年クリアできていないので言い訳にもなりません。
販管費は人件費が161百万円減少したものの、以下の費用が増加しています。
何に使ったんですかね…
広告宣伝費92百万円、支払手数料255百万円、その他146百万円
正直定量面の結果指標だけを見ると、現在の経営が上手くいっているとは言えないですね。
さて、論点は当社の株主総会における議決権行使に移ります。
発端は昨年10月にコロワイドが当社創業家より株式を譲り受け、19.1%を保有する大株主になったことです。
その後現経営陣との協議は上手くいかず、今回の株主提案の提案となりました。

株主提案の内容は取締役候補者12名の選任で、中には創業家の三森氏が含まれています。
コロワイドはシナジー効果により年間6億円以上の収益改善を見込んでいます。
具体的には仕入統合・物流効率化、セントラルキッチンの活用を想定しています。
また個人株主への誘導策として株主還元の強化を打ち出しています。
100株を2,500円(当時)から5,000円、500株以上は40,000円という同社水準への引き上げです。
なお、これに先立ちコロワイド社から当社株主にアンケートの依頼がありました。
株主名簿の閲覧請求を行ったんでしょうね。
コロワイドで利用できる食事券3,000円をいただきました。
これはアンケート回答内容と電話番号の利用権の対価ですね(笑)

当然?、現経営陣は株主提案に反対の立場なので、株主総会招集通知には諸々の書類が。
こちらは当社委任状による議決権行使の依頼書面です。

当社の目指すべき姿はこうで、株主提案では企業価値が損なわれると記載してあります。
また本株主提案が可決された場合には不十分なプレミアムでの公開買付け等の懸念を表明しています。
これは可決された場合、子会社化は避けられないと思います。
なお、株主優待はしっかりと拡充してコロワイドの提案を無力化することも忘れていません(笑)
ただし書面に記載の金額は当年の特別優待制度を含んでいます。
この辺りの(書いてはありますが)ミスリーディングは好きではありません。

ちなみに当社からもアンケートが届いており、謝礼として優待券を受領しています。
これは(以下省略)

さて私の対応ですが、それぞれに長短があり悩むところです。
しかし私の個人的な「ある想い」から議決権行使の行使先を決定しました。
FC加盟店や従業員などの意見表明も出ているようです(中身見ていませんが)。
それぞれの立場で思うように議決権を行使すれば良いと思います。
大戸屋ホールディングス(東証JQS、2705)の主な指標(2020/6/10現在)
■ 株価 : 2,256円
■ PER(予想) : -倍
■ PBR(実績) : 4.98倍
■ EPS(予想) : -
■ 1株配当(予想) : -円
■ 配当利回り(予想) : -%
■ 株主優待
権利確定月 3月末日・9月末日
①食事券(500円) または ②精米
100株以上 3年未満:①2,500円相当 または ②2kg、3年以上:①3,000円相当 または ②2kg
500株以上 3年未満:①6,500円相当 または ②5kg、3年以上:①7,500円相当 または ②5kg
1,000株以上 3年未満:①13,000円相当 または ②10kg、3年以上:①14,000円相当 または ②10kg
■ 総合利回り(予想) : -%
上記は100株、3年未満の場合
今日は長文で疲れましたのでこちらのコーナーは休止といたします(=゚ω゚)ノ
買付日 : 2017年11月
数量 : 100株
取得単価 : 2,065円
今回は業績と株主総会の議決権行使について紹介します。
2020年3月期(4Q)
■売上高 24,579百万円(△4.5%)
■営業利益 △648百万円(-%)
■当期利益 △1,147百万円(-%)
・国内既存店の客数が想定した回復に至らず減収
・減収および販管費の増加により減益
自然災害や新型コロナも減収の要因に挙げています。
しかし昨年1回も対前年クリアできていないので言い訳にもなりません。
販管費は人件費が161百万円減少したものの、以下の費用が増加しています。
何に使ったんですかね…
広告宣伝費92百万円、支払手数料255百万円、その他146百万円
正直定量面の結果指標だけを見ると、現在の経営が上手くいっているとは言えないですね。
さて、論点は当社の株主総会における議決権行使に移ります。
発端は昨年10月にコロワイドが当社創業家より株式を譲り受け、19.1%を保有する大株主になったことです。
その後現経営陣との協議は上手くいかず、今回の株主提案の提案となりました。

株主提案の内容は取締役候補者12名の選任で、中には創業家の三森氏が含まれています。
コロワイドはシナジー効果により年間6億円以上の収益改善を見込んでいます。
具体的には仕入統合・物流効率化、セントラルキッチンの活用を想定しています。
また個人株主への誘導策として株主還元の強化を打ち出しています。
100株を2,500円(当時)から5,000円、500株以上は40,000円という同社水準への引き上げです。
なお、これに先立ちコロワイド社から当社株主にアンケートの依頼がありました。
株主名簿の閲覧請求を行ったんでしょうね。
コロワイドで利用できる食事券3,000円をいただきました。
これはアンケート回答内容と電話番号の利用権の対価ですね(笑)

当然?、現経営陣は株主提案に反対の立場なので、株主総会招集通知には諸々の書類が。
こちらは当社委任状による議決権行使の依頼書面です。

当社の目指すべき姿はこうで、株主提案では企業価値が損なわれると記載してあります。
また本株主提案が可決された場合には不十分なプレミアムでの公開買付け等の懸念を表明しています。
これは可決された場合、子会社化は避けられないと思います。
なお、株主優待はしっかりと拡充してコロワイドの提案を無力化することも忘れていません(笑)
ただし書面に記載の金額は当年の特別優待制度を含んでいます。
この辺りの(書いてはありますが)ミスリーディングは好きではありません。

ちなみに当社からもアンケートが届いており、謝礼として優待券を受領しています。
これは(以下省略)

さて私の対応ですが、それぞれに長短があり悩むところです。
しかし私の個人的な「ある想い」から議決権行使の行使先を決定しました。
FC加盟店や従業員などの意見表明も出ているようです(中身見ていませんが)。
それぞれの立場で思うように議決権を行使すれば良いと思います。
大戸屋ホールディングス(東証JQS、2705)の主な指標(2020/6/10現在)
■ 株価 : 2,256円
■ PER(予想) : -倍
■ PBR(実績) : 4.98倍
■ EPS(予想) : -
■ 1株配当(予想) : -円
■ 配当利回り(予想) : -%
■ 株主優待
権利確定月 3月末日・9月末日
①食事券(500円) または ②精米
100株以上 3年未満:①2,500円相当 または ②2kg、3年以上:①3,000円相当 または ②2kg
500株以上 3年未満:①6,500円相当 または ②5kg、3年以上:①7,500円相当 または ②5kg
1,000株以上 3年未満:①13,000円相当 または ②10kg、3年以上:①14,000円相当 または ②10kg
■ 総合利回り(予想) : -%
上記は100株、3年未満の場合
今日は長文で疲れましたのでこちらのコーナーは休止といたします(=゚ω゚)ノ
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