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日本商業開発 早期売却で加速するビジネスサイクル

日本商業開発は商業施設建設を前提に底地取得、売却益狙う。
私募REIT運用も。

買付日 : 2014年1月
数量 : 300株
取得単価 : 570円

今回は第20期年次報告書と株主優待について紹介します。

日本商業開発_2020

2020年3月期(4Q)
売上高 74,187百万円(+86.2%)
営業利益 5,244百万円(+17.9%)
当期利益 3,177百万円(+18.3%)

・包括的な売買取引に係る枠を活用し、販売用不動産を売却
・早期売却の不動産は適正な利益を確保も、既存案件は利益率が低く粗利は低下

枠は「SMFLみらいパートナーズ株式会社」「エムエル・エステート株式会社」と合意したものです。
これは財務体質の戦略的強化を目的に実施しています。

営業キャッシュフローは黒字化、現預金残高は218億円となっています。
結果、有利子負債は271億円削減しました。

一方で将来の利益に結び付く案件の仕入れも継続して行っています。

日本商業開発_2020②

上述した内容を「早期売却で加速するビジネスサイクル」として報告書でも紹介しています。
サイクルを図示すると以下の通りです(文字起こしですが)。

早期売却→有利子負債の削減→財務体質の強化→信用力のアップ
→優良案件の仕入れ→JINUSHIビジネスの拡大

ここからの一段高は想定しにくいので良い判断だったのではないかと思います。
(とコロナ禍が分かってから言うマン)

日本商業開発_2020③

株主優待はジェフグルメカードです。
私は300株保有で3,000円/年2回となっています。

日本商業開発_2020④

次期の業績予想は増収増益、配当維持となっています。

販売用不動産の売却を進め、当期仕入れ当期売却案件等で増収増益に邁進します。
ビジネスサイクルが加速していますね。

日本商業開発(東証1部、3252)の主な指標(2020/8/3現在)
株価 : 1,458円
PER(予想) : 8.33倍
PBR(実績) : 1.12倍
EPS(予想) : 175.00
1株配当(予想) : 55.00円
配当利回り(予想) : 3.77%

株主優待
権利確定月 3月末日・9月末日
全国共通お食事券 ジェフグルメカード
300株以上700株未満 3,000円(年間6,000円)
700株以上 6,000円(年間12,000円)

総合利回り(予想) : 5.05%
上記は300株の場合


JIのNo.106が到着しています。
私が好きな「注目の新規上場(IPO)企業紹介!」コーナーが大幅縮小されています。

今回はやむなしですかね…
とはいえ、この短い内容では興味を持ちにくいですね。

JI_2020③
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プロフィール

RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしていました
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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