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ワールド 中間配当見送りも年間配当予想は据え置き

ワールドは総合アパレル大手。
構造改革進め18年再上場。M&A積極化。

買付日 : 2020年3月
数量 : 100株
取得単価 : 1,550円

今回は業績について紹介します。

2021年3月期(2Q)
売上収益 79,075百万円(△32.8%)
営業利益 △14,454百万円(-%)
当期利益 △11,099百万円(-%)

・ブランド事業は大幅な減収減益で赤字転落
・デジタル事業は1Qから2Qにかけて赤字幅と減益幅の両方が拡大

以下の主力業態がいずれも1Q中心に大苦戦しました。
・SC販路主体のミドルロワー(ML)
・百貨店販路のミドルアッパー(MU)

セレクト業態に代表される開発・改革ブランドやライフスタイルブランドも総じて厳しい状況です。

一方で計画比では粗利益率は計画より1%ポイント悪化したもののコア営業利益は達成しています。
(赤字幅の縮小ですが)

コア営業利益以下は計画に対して増益幅が拡大しました。
これは構造改革費用が計画範囲内に収まり、持分法損益も好転した結果です。


私はまだ優待券を受領する権利がありません。
写真はファミリーセールの招待券です。

ワールド_2020②

中間配当は見送りましたが年間配当は当初予想の59円を据え置いています。
下期の業績回復へのコミット、これまでの年間での連続増配を維持したいと姿勢は評価できると思います。

ワールド(東証1部、3612)の主な指標(2021/1/27現在)
株価 : 1,277円
PER(予想) : -倍
PBR(実績) : 0.62倍
EPS(予想) : -180.74
1株配当(予想) : 59.00円
配当利回り(予想) : 4.62%

株主優待
権利確定月 3月末日・9月末日
自社グループの直営店舗、公式ECサイトで使用できる株主優待券
100株以上 1,500円
300株以上 5,000円
*6ヶ月以上連続保有

総合利回り(予想) : 6.97%
上記は100株の場合


当社の決算説明会資料は表現が面白いです。

何というか表現がストレートというか実直というか…
以下は一例です。

・ROEとROA共に、分子のリターンがマイナスのままでは話にならない状態
・発注済の不法キャンセル等は絶対不可
・保守切れシステムの代替システム投資は最低要件にて厳選実施

略語・用語集もあって業界の勉強にも向いていると思います。
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プロフィール

RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしていました
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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