記事一覧

はるやまホールディングス 取締役再任案の行く末は?

はるやまホールディングスは郊外型紳士服専門チェーンで業界4位。
地元中国地方から西日本中心に展開。関東へも店舗進出。

買付日 : 2014年1月
数量 : 100株
取得単価 : 790円

今回は業績と株主優待について紹介します。

2021年3月期(4Q)
売上高 38,220百万円(△24.4%)
営業利益 △3,687百万円(-%)
当期利益 △4,880百万円(-%)

・コロナ禍で経済社会活動が制限され想定以上の影響を受ける
・特別損失2,480百万円を計上

既存店実績は売上75.9%(客数79.5%、客単価95.6%)となっています。

当期は新規出店3店舗、閉店22店舗でした。
次期は新規出店11店舗、閉店40店舗を計画しています。
これにより店舗数は18年3月期には530店舗ありましたが、416店舗に減少します。

次期の業績予想は増収増益としていますが、1Qは厳しいスタートとなっています。
ほぼ当期と同じ数値で営業利益は△1,468百万円です。

どうやって巻き返していくのか全く読み取れないんですよね…
決算短信には、引き続き「健康」を基軸にブランドの価値を高めることで差別化を図るとあります。

そういったレベルではない危機的状況だと思うのですが…
なまじ金があって自己資本比率に余裕があるとダメですね。


株主優待は15%割引券とネクタイまたはワイシャツ・ブラウス贈呈券です。

はるやま商事_2021

さて当社といえば治山氏の取締役再任案の行く末が話題になりました。
治山氏の姉で大株主の岩渕氏が総会前に個人株主に反対票を投じるよう手紙で呼び掛けていました。

今年、治山正史氏の再任議案は57.55%の賛成率で可決されています。
前年は51%の賛成率ということで手堅くまとめた正史氏側の勝利といえそうです。
(代表権を持たない会長に退いたからという見方もありますが)

現経営陣に関しては高利回りな優待を続けているという点では評価しています。
それ以外はあまり評価できる点は見当たりませんが…

とはいえ大株主側の一方的な提案を信用するのも?です。
そもそも反対してその後どうしたいのかも良く分からなかったですね。

しかし株主側から声を上げることは必要なので、今後の展開も注視が必要です。

はるやまホールディングス(東証1部、7416)の主な指標(2021/9/14現在)
株価 : 585円
PER(予想) : 95.59倍
PBR(実績) : 0.32倍
EPS(予想) : 6.12
1株配当(予想) : -円
配当利回り(予想) : -%

株主優待
権利確定月 3月末日
(1)15%割引券、(2)ネクタイまたはワイシャツ・ブラウス贈呈券
100株以上 (1) 2枚 (2) 1枚
500株以上 (1) 4枚 (2) 1枚
1,000株以上 (1) 6枚 (2) 1枚
3,000株以上 (1) 10枚 (2) 1枚

総合利回り(予想) : -%
上記は100株の場合、(1)は金額換算なし、(2)は4,900円+税で計算


優待利用履歴です。

左側は小林製薬とコラボした制菌i-Shirtです。
小林製薬の持続性抗菌剤「KOBA-GUARD」を使用しています。

右側は衣服内湿度コントロールのシャツです。
旭化成の快適複合素材「バイオセンサー」を使用しています。

なお両方とも未着用です。
そもそも出社していませんし、今の時期はまだポロシャツ出勤ですから。

はるやま商事_2021②
関連記事

スポンサーリンク

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしていました
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

スポンサーリンク

雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

Twitter