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Genky DrugStores チェーンストア理論

Genky DrugStoresは福井地盤のドラッグストア。

買付日 : 2019年8月
数量 : 100株
取得単価 : 2,100円

今回は第5期中間報告書と株主優待について紹介します。

Genky_2022.jpg

2022年6月期(2Q)
売上高 76,241百万円(-%)
営業利益 2,921百万円(-%)
当期利益 2,132百万円(-%)

・ディスカウント戦略、新規出店により増収
・粗利率の減少、販管費増加により減益

収益認識に関する会計基準適用で前期比は出していませんが増収減益です。

引き続き完全標準化店舗「レギュラー店(R店)」が既存店昨対を牽引しています。
R店を9店舗新規出店、大型店舗を14店舗R店に改装しています。

一方で引き続きディスカウント戦略の深耕によって粗利率はダウンしています。
またポイント販促・チラシ抑制は継続していますが採用と大型店のテコ入れでコスト増となっています。

スペシャリスト採用として将来の幹部候補として小売業に変革をもたらす力を持つ人材を採用しています。
面白いのは採用実績に出身大学の記載がある点です。


株主優待はQUOカードです(自社出店県外)。
私は100株保有で1,000円/年2回となっています。

Genky_2022②

興味深かったのが当社がバリバリのチェーンストア理論の会社な点です。
決算説明資料でも以下の記載があります。

完全本部主導の店舗オペレーションによる業界トップの『従業員1人当たり売場面積』で人件費増加を抑制、
採用難に対応


一方で今読んでいる本では全く逆の取組みが紹介されています。
スーパー業態で現場の声を集め、自主的に判断すべく取り組んでいる会社もあります。

どちらが良いという事ではなく、どちらがより深化できるかが鍵だと思います。

Genky DrugStores(東証PRM、9267)の主な指標(2022/4/4現在)
株価 : 4,055円
PER(予想) : 13.04倍
PBR(実績) : 1.81倍
EPS(予想) : 310.99
1株配当(予想) : 25.00円
配当利回り(予想) : 0.62%

株主優待
権利確定月 6月20日・12月20日
自社出店県内の株主 ①ゲンキー商品券
自社出店県外の株主 ②QUOカード
100株以上 ①2,000円、②1,000円
500株以上 ①3,000円、②2,000円
1,000株以上 ①5,000円、②3,000円

総合利回り(予想) : 1.11%
上記は100株②の場合


4日から東証は再編された市場で取引が開始されています。
とはいえ最上位のプライムには東証1部の84%に当たる1,839社が移行しています。

ただ看板だけ架け替えた感が半端ないです。
改革を実行できないダメな日本を象徴していますね。

次のポイントは経過措置をどのように切り上げるかでしょうか。
このまま有耶無耶になる可能性も十分にありそうです。
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プロフィール

RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしていました
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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