記事一覧

マルハニチロ 自社製品でも優待廃止

マルハニチロは水産最大手。国内外に強固な流通網持つ。
冷食・缶詰など加工食品も大手。

今回は業績と株主優待について紹介します。
(権利取得はクロス取引にて実施)

マルハニチロ_2022

2022年3月期(4Q)
売上高 866,702百万円(+7.1%)
営業利益 23,819百万円(+47.3%)
当期利益 16,898百万円(+193.7%)

・水産資源事業、加工事業が伸長し増収
・水産資源事業の営業利益が+194.8%と大幅増加

水産資源事業の内訳は以下の通りです。
海外+54億円、養殖+23億円が牽引しています。
・漁業ユニットは豪州のメロの販売減等により減益
・水産商事ユニットは多様な買付けルートで商材確保、拡販により増収増益
・荷受ユニットは量販店への拡販、冷凍品の販売単価上昇等もあり増収増益
・海外ユニットは地域で凸凹ありますが全体では増収増益


株主優待はグループ取扱商品からの選択制です。

私は「DHA入りリサーラソーセージ」を選択しました。
血液中の中性脂肪値を下げる効果が期待できる特定保健用食品です。

マルハニチロ_2022②

5/9に株主優待の廃止を発表しています。
配当で還元すると言いつつ、(優待がなくなる)次期の配当は当期と同じです。
(当期は+15円/年していますが)

一般的に自社製品は原価が低く抑えられるので廃止リスクは少ないと言われてきました。
当社は当期の業績も悪くないですしね。

JT、オリックスもそうですが、真の?プライム銘柄はこういった判断増えるかもしれませんね。
ただ私は過去海外投資家とのIRに何度も同席していますが優待の話が出たことはないですけど…

マルハニチロ(東証PRM、1333)の主な指標(2022/7/1現在)
株価 : 2,543円
PER(予想) : 8.36倍
PBR(実績) : 0.84倍
EPS(予想) : 304.06
1株配当(予想) : 55.00円
配当利回り(予想) : 2.16%

株主優待
なし


ちょっとした頭の体操を。

自社製品1,000円/100株の優待があります。
原価率は50%、配送等の付随費用は500円/個とします。
※優待は100株保有の単一設定

この場合、EPSは1,000円/100株の改善効果となります。
※1,000*0.5+500=1,000
※優待関連費用は交際費として損金不算入

この場合、配当で還元するのであれば10円/株でしょうか。
ただし100株保有以外の株主もいるので10円配当してしまうと還元過多?

難しいこと考えずにソーセージでも食べますか(=゚ω゚)ノ

マルハニチロ_2022③
関連記事

スポンサーリンク

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしています
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

スポンサーリンク

雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

Twitter

月別アーカイブ