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ジンズホールディングス 出店戦略の軌道修正

ジンズホールディングスは均一料金のアイウェア(眼鏡)販売「ジンズ」ブランド展開。

今回は業績と株主優待について紹介します。
(権利取得はクロス取引にて実施)

2022年8月期(4Q)
売上高 66,901百万円(+4.7%)
営業利益 3,315百万円(△34.3%)
当期利益 750百万円(△77.2%)

・売上高は各国での新規出店等により伸長も微増にとどまる
・粗利率の低下、店舗経費の増加により減益

アイウエア事業の国内店舗の売上高は前期比+3.9%でした。
新店により伸長するも商品訴求率の低下が顕在化しています。

海外は台湾・香港が堅調に推移も中国はロックダウンの影響で失速。
米国は旗艦店環境悪化等で伸び悩み、特損に事業構造改革費用を計上しています。

コンタクトレンズは新規顧客獲得が堅調で+37%程度で推移しました。


株主優待は優待券です。
100株以上で9,000円/年1回となっています。

今回は相方の妹さん用に取得しました。

ジンズホールディングス_2022③

次期の業績予想は増収増益を見込んでいます。
計画の組み立ては以下の通りです。

①トップライン回復
・定番商品全面刷新による商品訴求力の回復
・店舗オペレーションの自動化による週末対策

②粗利率の回復
・新定番商品の市場への浸透
・セールの抑制

③環境変化に負けない企業体質への転換
・出店戦略の軌道修正
・国内生産体制確立に着手

個人的に気になったのは国内出退店の戦略についてです。

駅・駅ビル店(10~40坪中心)からロードサイド店(50坪以上)へのシフトを図ります。
これはロードサイド店舗や大型店舗の方が営業利益率が良いことが後押ししています。
また現時点では相対的に低シェアの45歳以上を狙う作戦でもあるようです。

株価は新しい戦略が上手くいくまでは様子見となりそうです。
競合も増えていますし、厳しい状態が続くかもしれません。

ジンズホールディングス(東証PRM、3046)の主な指標(2023/1/13現在)
株価 : 3,875円
PER(予想) : 22.06倍
PBR(実績) : 4.35倍
EPS(予想) : 175.66
1株配当(予想) : 53.00円
配当利回り(予想) : 1.37%

株主優待
権利確定月 8月末日
株主買い物優待券
100株以上 9,000円券(1枚)
※自社グループ国内直営店舗で会計時利用可
※JINS オンラインショップで利用可
※1回の会計時の利用上限は1枚(9,000円分+税分)

総合利回り(予想) : 3.69%


パンのイートイン。
前から気になっていたので食べることができて良かったです(^^)/

神戸屋_2023
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RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしています
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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