記事一覧

丸大食品 価格転嫁の浸透に遅れ、コスト上昇分を補えず

丸大食品はハム・ソーセージ大手の一角。
関西が地盤。食肉は牛・豚中心。

今回は業績と株主優待について紹介します。
(権利取得はクロス取引にて実施)

丸大食品_2022

2023年3月期(2Q)
売上高 110,557百万円(+1.2%)
営業利益 △754百万円(-%)
当期利益 △575百万円(-%)

・増収:調理加工食品部門や食肉部門の売上が検討に推移
・減益:価格改定を上回る原材料・エネルギーコストの上昇、赤字転落

食肉事業は23億円の増収です。
しかし円安進行、飼料価格の高騰に伴う仕入価格の大幅に上昇に苦戦しています。
価格転嫁が十分に浸透していないことからセグメント損失となっています。
(当期は△6百万円のセグメント損失、前期は308百万円の利益)

丸大食品_2022②

株主優待は200株以上で3,000円相当の自社商品です。
定番(マンネリ)ですね(^^)/

丸大食品_2022③

昨年11月に通期の業績予想を下方修正しています。

通期では外食産業向け業務用商品の需要回復が見込まれることから売上高は減少も前年を上回る計画です。
利益は下期も価格転嫁の浸透に遅れが見込まれるということで辛い状況ですね。

丸大食品(東証PRM、2288)の主な指標(2023/2/10現在)
株価 : 1,472円
PER(予想) : -倍
PBR(実績) : 0.50倍
EPS(予想) : -19.91
1株配当(予想) : 20.00円
配当利回り(予想) : 1.36%

株主優待
権利確定月 9月末日
自社商品
200株以上 3,000円相当

総合利回り(予想) : 2.38%
上記は200株の場合


JI vo.116が届きました。

特集は「開示の義務化で企業の経営戦略にも変化?人的資本を見極める」です
2023年3月期から有価証券報告書に人的資本に関する記載が義務付けられました。
(仕事が増える…)

欧米企業では人材の価値を最大限に活かす経営が主流に、とあります。
その割には最近は人員削減の話が目立ちますが…

モノ、カネ、情報があっても活用するのはヒトですからね。
こんな開示で何が分かるか分かりませんが、人材に注目が集まることは良いことです。

JI_2023.jpg
関連記事

スポンサーリンク

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしています
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

スポンサーリンク

雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

Twitter

月別アーカイブ