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小林製薬 オミクロン株拡大により需要が増加した商品は?

小林製薬は家庭用品製造販売が主軸。芳香消臭剤首位。
医薬品、健康食品などでのニッチ製品開発に定評。

今回は業績と株主優待について紹介します。
(権利取得はクロス取引にて実施)

2022年12月期(4Q)
売上高 166,258百万円(+7.1%)
営業利益 26,669百万円(+2.3%)
当期利益 20,022百万円(+1.6%)

増収:国内事業、国際事業ともに増収
増益:増収も原材料値上がりと成長投資で微増にとどまる、25期連続増益

国内事業はブルーレットや香るスティックなどの既存品が苦戦しました。
その分を新製品でカバーしました。

プラス分はのどぬ~るスプレーや熱さまシートが好調だったことによります。
これはオミクロン株の影響ですね。

利益面では+77億円の増収効果を原材料△25億円他の原価関係と販管費が削っています。
販管費では特別賞与を含む人件費で△11億円、研究開発費△8億円他となっています。

国際事業は円安影響もありますが、全地区で売上を伸ばすことができています。


株主優待は100株で5,000円相当の自社製品詰め合わせセットです。
A~Eの5コースから、希望のコースを1つ選択します。

家庭用品コース(Aコース)です。
当社おすすめ製品の詰め合わせ(10品)となっています。

小林製薬_2023

通販製品コース(Bコース)です。
当社が厳選した通販商品10品の中から好きな2品(同一製品も可)を選ぶことができます。

小林製薬_2023②

アロエガーデンコース(Cコース)です。
当社のグループ会社「アロエガーデン」製品の詰め合わせとなります。

小林製薬_2023③

最後に社会貢献団体への寄付コース(D・Eコース)です。
Dコースはアイメイト協会への寄付、Eコースは寄付+製品進呈となっています。

小林製薬_2023④

次期の業績は増収増益(営業利益は微減)となっています。
配当予想は+2円/年としています。

相方が他社の冷却シートを使っていたのですが性能はイマイチだったようです。
熱さまシートの方がはがれにくくて良かったとのことです(^^)/

小林製薬(東証PRM、4967)の主な指標(2023/3/17現在)
株価 : 8,090円
PER(予想) : 30.44倍
PBR(実績) : 3.11倍
EPS(予想) : 265.74
1株配当(予想) : 92.00円
配当利回り(予想) : 1.14%

株主優待
権利確定月 6月末日・12月末日
<6月末・12月末>
100株以上
(1)5,000円相当の自社製品詰め合わせセット
(2)自社通信販売製品の10%割引

<12月末>
3年以上保有
300株以上 オリジナルカタログから被災地の特産品を選択

総合利回り(予想) : 2.37%
上記は100株の場合


優待は家庭用品コース(Aコース)を選択しました。
自分で買うかと言われると…ですが、あると使いたくなる商品ですね。

小林製薬_2023⑤
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プロフィール

RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしていました
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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