記事一覧

日本たばこ産業(JT) ロシア市場における現況

日本たばこ産業(以下、JT)はたばこ事業を中核に、食品、医薬品も展開。

買付日 : 2013年4月、2018年2月・12月
数量 : 300株
取得単価 : 3,650円、3,500円、2,810円 ※200株はNISA口座を利用

今回は業績報告書vol.70と株主優待について紹介します。

JT_2023②

2022年12月期(4Q)
売上収益 2,657,832百万円(+14.3%)
営業利益 653,575百万円(+31.0%)
当期利益 442,716百万円(+30.8%)

増収:たばこ事業におけるプライシング効果が牽引
増益:上記に加え、大幅な円安効果が発現

たばこ事業は増収増益でした。
調整後営業利益の増減内容は以下の通りです。
Volume △390億円
Price/Mix +1,401億円
Others △484億円
FX +621億円

医薬事業は増収増益(利益はほぼ横ばい)でした。
今話題の鳥居薬品の売上が伸長しましたが研究開発費の増加でほぼ相殺されています。
(株主提案は81~93%の反対率で否決されている)

加工食品事業は増収減益でした。
当社の規模で35億円の営業利益の事業って必要?


最後の株主優待の案内が届いています。

私は200株以上のBコース(4,500円相当の当社グループ商品)となっています。
魚沼産こしひかり180g×12食、ホームラン軒8食です。

JT_2023.jpg

次期の業績予想は減収減益となっています。

たばこ事業のプライシング効果をサプライチェーンコスト上昇及びHTSへの投資強化と相殺されます。
HTSはheated tobacco sticksの略称で高温加熱式の加熱式たばこのことです。

全社の数値にロシア市場が占める割合がかなり高いです。
23年で売上収益で11%、調整後営業利益で25%となっています。

現況は国内外におけるあらゆる制裁措置・規制等を順守した上で、事業運営を継続しています。
やはりこれが当社の最大のリスクでしょうね。

JT(東証PRM、2914)の主な指標(2023/3/30現在)
株価 : 2,800円
PER(予想) : 11.29倍
PBR(実績) : 1.40倍
EPS(予想) : 247.91
1株配当(予想) : 188.00円
配当利回り(予想) : 6.71%

株主優待
なし


3月の権利確定が終わりましたね。
権利落ちで魅力的な銘柄があったらピックアップしようかな。
関連記事

スポンサーリンク

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしていました
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

スポンサーリンク

雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

Twitter