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スペース 利益率低下が懸念材料

スペースは商業施設中心のディスプレー企画、設計、施工会社。

買付日 : 2014年12月
数量 : 110株
取得単価 : 1,145円 ※NISA口座を利用

今回は業績について紹介します。

2022年12月期(4Q)
売上高 46,707百万円(+10.1%)
営業利益 2,096百万円(△5.9%)
当期利益 1,394百万円(△7.9%)

増収:商業施設への人出とともに売上高は増加
減益:利益率低下、費用増による

決算説明会資料では5年間の推移が掲載されています。

売上高はコロナ禍の過去2年よりは大幅に増加しています。
とはいえ2019年の500億円にはとどかない水準です。

課題は営業利益率で、過去5年間の推移は以下の通りとなっています。
18年度7.2%→6.3%→3.4%→5.3%→22年度4.5%

粗利率の低下、労務費・経費の増加によります。
外注費率も一向に下がってきません。

次期の業績予想は増収増益となっています。
ただし売上高、営業利益ともに大きく回復とは言えない数値です。

配当性向は60%と高水準ですが、以前の高配当には程遠い水準です( ̄^ ̄)ゞ

スペース(東証PRM、9622)の主な指標(2023/4/12現在)
株価 : 924円
PER(予想) : 15.42倍
PBR(実績) : 0.77倍
EPS(予想) : 59.94
1株配当(予想) : 36.00円
配当利回り(予想) : 3.90%

株主優待
なし


また?PBR1倍割れの話を。

これ、PBR1倍割れの会社だけではなくプライムとスタンダードの両市場の会社に要請があるんですね。
以下の3点について通知されています。
(1)資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応
(2)株主との対話の推進と開示
(3)建設的な対話に資する「エクスプレイン」のポイント・事例

改善策については継続的にPBRが1.0倍を割れている会社に「開示を強く要請」という整理です。

…仕事が増えた
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RYU

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某企業で財務の仕事をしています
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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