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フジ 電気料金が重しに、優待は申込期日にご注意を

フジは愛媛地盤の大手チェーンストア。
22年3月マックスバリュ西日本と経営統合、イオン子会社に。

買付日 : 2022年12月
数量 : 100株
取得単価 : 1,822円

今回は業績と株主優待について紹介します。

2023年2月期(4Q)
営業収益 784,967百万円(+144.6%)
営業利益 11,320百万円(+53.5%)
当期利益 9,033百万円(+129.4%)

増収:マックスバリュ西日本との経営統合に伴い増加
増益:マックスバリュ西日本との経営統合に伴い増加

これでは詳細分からないのでバラシて見ていきます。

フジ・リテイリング(旧フジ)は増収減益です。
規模は大きくないでしょうが、移動スーパー事業の売上高は+34.4%となっています。

やはり電気料金を中心とする光熱費の高騰が響いています。
(全社電気資料料は△1.0%、電気料金は+49.6%)

マックスバリュ西日本も増収(+0.3%でほぼ横ばい)減益です。
当社の方が岡山総合プロセスセンターの供給拡大による店舗作業の軽減で省力化が進みました。

個別合算すると営業収益は+1.8%、営業利益は△25.2%となっています。
という訳で見た目に騙されてはダメですね。


株主優待は選択制です。

私はA.株主さまご優待券を選択しました。
こちらが一番利回り良いですし、私はイオンの店舗を良く使いますので有難いです。

フジ_2023

以下はCの地域特産品の一覧です。
BとCを選びたい場合は5/11までにWEBまたはハガキで申し込みする必要あるのでご注意を。

フジ_2023②

次期の業績予想は増収減益となっています。

営業収益と営業利益・経常利益はプラス計画です。
当期利益は当期の投資有価証券売却益(42億円)の剥落によるものかと。

フジ(東証PRM、8278)の主な指標(2023/5/2現在)
株価 : 1,753円
PER(予想) : 29.79倍
PBR(実績) : 0.73倍
EPS(予想) : 58.84
1株配当(予想) : 30.00円
配当利回り(予想) : 1.71%

株主優待
権利確定月 2月末日・8月末日
(2月末日)
A.株主さまご優待券
B.フジネットショップポイント
C.地域特産品
100株以上 A:6,000円分、B:3,000円分、C:3,000円相当
300株以上 A:8,000円分、B:3,000円分、C:3,000円相当
400株以上 A:10,000円分、B:3,000円分、C:3,000円相当
500株以上 A:12,000円分、B:3,000円分、C:3,000円相当
1,000株以上 A:20,000円分、B:10,000円分、C:10,000円相当
2,000株以上 A:40,000円分、B:10,000円分、C:10,000円相当
3,000株以上 A:60,000円分、B:10,000円分、C:10,000円相当
4,000株以上 A:80,000円分、B:10,000円分、C:10,000円相当
5,000株以上 A:100,000円分、B:10,000円分、C:10,000円相当

(8月末日)
新米を贈呈
継続保有1年以上
300株以上 2kg
500株以上 5kg

総合利回り(予想) : 5.13%
上記は100株Aの場合


キーエンス解剖 最強企業のメカニズム」(西岡杏/日経BP)を読みました。
※2023年12冊目

キーエンス解剖 最強企業のメカニズム_2023

真髄は「はじめに」に記載のある以下のコメントに凝縮されていると感じました。

「あそこは仕組みと、それをやり切る風土がすごいんです。後輩の指導もしっかりする。人が育たないわけがない。」


どこの会社もそうだと思いますが、立派な計画は作るものの計画倒れというのは良くあることだと思います。
ここまで仕組化してやり切る、やり続けるというのが肝心なんだと改めて痛感しました。

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Author:RYU
某企業で財務の仕事をしています
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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