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原田工業 優待の改廃に対する一考察

原田工業は自動車用アンテナで国内首位。

買付日 : 2018年2月
数量 : 100株
取得単価 : 1,128円

今回は業績と株主優待について紹介します。

2023年3月期(4Q)
売上高 42,105百万円(+17.6%)
営業利益 △721百万円(-%)
当期利益 △1,531百万円(-%)

増収:去年比では増産
減益(営業利益は赤縮):材料費や輸送費高騰の影響が極めて大きい

売上高では日本市場が+23億円と回復しました。
一方でアジア市場は為替抜きでは減収、北中米市場の増収もほぼ為替影響。
欧州市場は少しプラスとなっています。

営業利益は増収による粗利増加で+10億円、原価率の改善で+2億円、販管費△8億円でした。


株主優待はQUOカードです。
私は100株保有、継続保有期間1年以上で4,000円/年1回となっています。

原田工業_2023

次期の業績予想は減収増益(営業利益、当期利益ともに黒転)となっています。
当期利益の大幅増加は遊休資産の譲渡による益計上です(次期1Qで20億円発生)。

という訳で本業は全く冴えない当社ですが、優待はどうなるでしょうか?
個人的な考えとしてはプライム市場を維持するつもりであれば継続かなと。

現時点で流通時価総額が72億円で維持基準の100億円に適合していません。
大きな要因の一つが流通株式比率の低さですが(38.6%)、これを上げると株価押し下げ圧力になります。

ここで優待改悪、廃止はほぼプライム市場維持を諦めたのと同義かなと。
(金額を下げる、縛りをより厳しくするというオプションはあり得るかも)

原田工業(東証PRM、6904の主な指標(2023/8/16現在)
株価 : 816円
PER(予想) : 11.83倍
PBR(実績) : 1.43倍
EPS(予想) : 68.96
1株配当(予想) : 7.50円
配当利回り(予想) : 0.92%

株主優待
権利確定月 3月末日
QUOカード
100株以上 継続保有期間 1年未満:3,000円、1年以上:4,000円

総合利回り(予想) : 4.60%
上記は継続保有期間1年未満の場合


大丸東京店でポール&ジョーコラボ マカロンラスク入りデザイン缶を購入しました。
ニャカロンラスク缶とか狙いすぎやろ(可愛いけど)。

J.フロント リテイリングの優待カード利用しています(^^)/

J.フロント リテイリング_2023⑩
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Author:RYU
某企業で財務の仕事をしています
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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