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みずほフィナンシャルグループ PBR改善に向けて

みずほフィナンシャルグループは3メガバンクの一角。

買付日 : 2014年3月~
数量 : 100株 ※50株はNISA口座を利用
取得単価 : 1,925円

今回は業績について紹介します。

2023年3月期(4Q)
経常収益 5,778,772百万円(+45.8%)
経常利益 789,606百万円(+41.0%)
当期利益 555,527百万円(+4.7%)

増収:連結粗利益+ETF関係損益等は+258億円
増益:政策保有株式の売却益や退職給付信託返還益を計上

連結業務純益+ ETF関係損益等
・外国債券の含み損健全化(約1,000億円)を主因に市場部門が減益
・顧客部門は海外を中心に堅調に推移

親会社株主純利益
上記要因により年度計画5,400億円を超過達成

当社の決算説明資料に掲載されている「PBR改善に向けて」のページが興味深かったです。
PBRの計算式は以下の通り記載されています。

PBR0.5~0.6倍=ROE6.1%/資本コスト7%±α-期待成長率△4%±α(広義の資本コスト約11%)

期待成長率のマイナスが足を引っ張っています。
つまり成長期待の醸成が必要になってきます。

そのために必要な要因として以下の記載があります。
・着実な利益成長の実現
・効果的な資本活用
・本業収益の安定化

その付随要素としてディスカウント要因の解消も必要となっています。
具体的には財務健全性の向上、日本の経済成長への貢献とあります。

やはり新しいビジネスモデルの構築が成長期待の醸成には重要だと思います。

みずほフィナンシャルグループ(東証PRM、8411)の主な指標(2023/9/15現在)
株価 : 2,640円 年初来高値
PER(予想) : 10.97倍
PBR(実績) : 0.71倍
EPS(予想) : 240.70
1株配当(予想) : 95.00円
配当利回り(予想) : 3.60%

株主優待
なし


全社戦略 グループ経営の理論と実践」(ウルリッヒ・ピドゥン/ダイヤモンド社)を読みました。
※2023年28冊目

全社戦略_2023

日本企業には、事業戦略あるが、全社戦略はない-?

コーポレートガバナンス・コード再改訂や資本市場改革で問われる「グループ経営戦略」の教科書です。
ポートフォリオ・マネジメント、ペアレンティング戦略などが説明されています。

今はこういったことを業務にしていますので良い勉強になりました。
中にいると投資家のように簡単にはポートフォリオの入替できないですよね…

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プロフィール

RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしていました
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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