商船三井 日の丸コンテナ会社ONEはなぜ成功したのか?
- 2023/08/02
- 20:00
商船三井は海運大手。
鉄鉱石船、タンカー、LNG船中心に不定期船に強い。コンテナ船は18年4月事業統合。
買付日 : 2023年3月
数量 : 100株
取得単価 : 3,535円(3,550円で売却済)
今回は業績と株主優待について紹介します。
2023年3月期(4Q)
■売上高 1,611,984百万円(+27%)
■営業利益 108,709百万円(+97.6%)
■当期利益 796,060百万円(+12.3%)
増収:ドライバルク、エネルギー、自動車船の好市況に加え、円安効果により増収
増益:主要3セグメントにおいて、好調な市況に加えて為替影響もあり、増益
主要3セグメントの状況は以下の通りです(数値は経常損益の増減)。
ドライバルク事業:+143億円、鉄鋼原料船は通期では減益
エネルギー事業:+197億円、タンカー、オフショアともに増益
製品輸送事業:+424億円、コンテナ船は△138億円
株主優待は優待券等になります。
100株の場合、3月末は「にっぽん丸」クルーズ優待券が2枚となっています。
9月には上記に加え、フェリーサービス共通クーポン券が1枚受領できます。
「にっぽん丸」クルーズ優待券は正規料金から10%割引(30日以上のクルーズは3%割引)です。
これがお得なものなのかは不明です(他の手段で正規料金からの割引があるのか知らないので)。

次期の業績予想は減収減益となっています。
物流混乱の正常化に加え、世界経済の減速により荷動きが弱含むと見込んでいます。
事業別では、コンテナ船は大幅減益予想となる一方で、エネルギーや自動車船は増益としています。
これまでの構造改革の奏功等、コロナ禍前の利益水準を大きく上回る経常利益2,000億円を想定しています。
配当は中間配当で300円実施済、期末配当は260円で、通期560円(配当性向25%)となっています。
次期は通期で180円としています。
業績が予想より乖離した場合でも配当性向30%、下限配当150円を予定しています。
私は権利跨いで、取得単価より上で売却済です。
今は株価がその時より上振れていますが、安心して長期で持ちにくい銘柄という印象です。
(かなり安く仕込んでいれば別だと思いますが)
7/31に発表した1Q決算は前期比減額ながら上期経常を上方修正しています。
好感して株価も堅調ですね。
商船三井(東証PRM、9104)の主な指標(2023/8/1現在)
■ 株価 : 3,816円
■ PER(予想) : 6.42倍
■ PBR(実績) : 0.69倍
■ EPS(予想) : 594.32
■ 1株配当(予想) : 180.00円
■ 配当利回り(予想) : 4.72%
■ 株主優待
権利確定月 3月末日・9月末日
①「にっぽん丸」クルーズ優待券、②フェリーサービス共通クーポン券、③自社オリジナルカタログ
(3月末)
100株以上 ①2枚
1,500株以上 ①4枚
3,000株以上 ①6枚
上記に加えて
300株以上 2年以上継続保有 ③3,000円相当(お好みの商品を選択)
(9月末)
100株以上 ①2枚+②1枚
1,500株以上 ①4枚+②2枚
3,000株以上 ①6枚+②3枚
■ 総合利回り(予想) : -%
「日の丸コンテナ会社ONEはなぜ成功したのか?」(幡野 武彦・松田 琢磨 /日経BP)を読みました。
※2023年23冊目

こちらの本を読んだ理由は投資に役立てようというものです(笑)
良かった点としては海運業界の変遷と抱える課題が理解できた点です。
イマイチだった点としては出島組織としてどのように価値を生み出したのかが物足りない印象でした。
この辺りは著者が海運専門紙記者等であること、ONEの成功部分は後付けであったことも影響していそうです。
これだったらただ市況が良かっただけと言われても仕方ない気もします。
日本本社や合弁という壁をどう乗り切っているのかもう少し知りたかったです。
鉄鉱石船、タンカー、LNG船中心に不定期船に強い。コンテナ船は18年4月事業統合。
買付日 : 2023年3月
数量 : 100株
取得単価 : 3,535円(3,550円で売却済)
今回は業績と株主優待について紹介します。
2023年3月期(4Q)
■売上高 1,611,984百万円(+27%)
■営業利益 108,709百万円(+97.6%)
■当期利益 796,060百万円(+12.3%)
増収:ドライバルク、エネルギー、自動車船の好市況に加え、円安効果により増収
増益:主要3セグメントにおいて、好調な市況に加えて為替影響もあり、増益
主要3セグメントの状況は以下の通りです(数値は経常損益の増減)。
ドライバルク事業:+143億円、鉄鋼原料船は通期では減益
エネルギー事業:+197億円、タンカー、オフショアともに増益
製品輸送事業:+424億円、コンテナ船は△138億円
株主優待は優待券等になります。
100株の場合、3月末は「にっぽん丸」クルーズ優待券が2枚となっています。
9月には上記に加え、フェリーサービス共通クーポン券が1枚受領できます。
「にっぽん丸」クルーズ優待券は正規料金から10%割引(30日以上のクルーズは3%割引)です。
これがお得なものなのかは不明です(他の手段で正規料金からの割引があるのか知らないので)。

次期の業績予想は減収減益となっています。
物流混乱の正常化に加え、世界経済の減速により荷動きが弱含むと見込んでいます。
事業別では、コンテナ船は大幅減益予想となる一方で、エネルギーや自動車船は増益としています。
これまでの構造改革の奏功等、コロナ禍前の利益水準を大きく上回る経常利益2,000億円を想定しています。
配当は中間配当で300円実施済、期末配当は260円で、通期560円(配当性向25%)となっています。
次期は通期で180円としています。
業績が予想より乖離した場合でも配当性向30%、下限配当150円を予定しています。
私は権利跨いで、取得単価より上で売却済です。
今は株価がその時より上振れていますが、安心して長期で持ちにくい銘柄という印象です。
(かなり安く仕込んでいれば別だと思いますが)
7/31に発表した1Q決算は前期比減額ながら上期経常を上方修正しています。
好感して株価も堅調ですね。
商船三井(東証PRM、9104)の主な指標(2023/8/1現在)
■ 株価 : 3,816円
■ PER(予想) : 6.42倍
■ PBR(実績) : 0.69倍
■ EPS(予想) : 594.32
■ 1株配当(予想) : 180.00円
■ 配当利回り(予想) : 4.72%
■ 株主優待
権利確定月 3月末日・9月末日
①「にっぽん丸」クルーズ優待券、②フェリーサービス共通クーポン券、③自社オリジナルカタログ
(3月末)
100株以上 ①2枚
1,500株以上 ①4枚
3,000株以上 ①6枚
上記に加えて
300株以上 2年以上継続保有 ③3,000円相当(お好みの商品を選択)
(9月末)
100株以上 ①2枚+②1枚
1,500株以上 ①4枚+②2枚
3,000株以上 ①6枚+②3枚
■ 総合利回り(予想) : -%
「日の丸コンテナ会社ONEはなぜ成功したのか?」(幡野 武彦・松田 琢磨 /日経BP)を読みました。
※2023年23冊目

こちらの本を読んだ理由は投資に役立てようというものです(笑)
良かった点としては海運業界の変遷と抱える課題が理解できた点です。
イマイチだった点としては出島組織としてどのように価値を生み出したのかが物足りない印象でした。
この辺りは著者が海運専門紙記者等であること、ONEの成功部分は後付けであったことも影響していそうです。
これだったらただ市況が良かっただけと言われても仕方ない気もします。
日本本社や合弁という壁をどう乗り切っているのかもう少し知りたかったです。
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