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ROEが奪う競争力-「ファイナンス理論」の誤解が経営を壊す 手島直樹

今回は「ROEが奪う競争力 ―「ファイナンス理論」の誤解が経営を壊す」(手島直樹/
日本経済新聞出版社)
について紹介したいと思います。

「コーポレートガバナンス改革とROE経営」に対する4つの疑問

・ROE目標を8%に設定すると翌日キャッシュフローは増えますか?
・株主資本コストを意識すると翌日キャッシュフローは増えますか?
・1日に5社の機関投資家と対話をすれば翌日キャッシュフローは増えますか?
・社外取締役が複数になれば翌日キャッシュフローは増えますか?

企業価値の源泉はキャッシュフロー。
1円のキャッシュフローも生み出さないことにエネルギーを使うのはやめましょう。
「いい製品をつくり、適正な利益を取って販売し、集金を厳格にやる」
-松下幸之助氏の語った経営こそが、株価を上げ、企業価値を生み出し続ける
のです。
(見開きより引用)

私は個人投資家であり、企業で財務の仕事やIRのサポートを行っていますので
この本は興味深く読むことができました。

企業の価値の源泉がキャッシュフローであることに異論はありませんが、それだけ
で株価が形成されないのが市場の不思議でしょうか。

株主優待の存在もその一つでしょう。

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プロフィール

RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしていました
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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