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投資で一番大切な20の教え ハワード・マークス

「投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識」(ハワード・マークス/
日本経済新聞出版社)
について紹介したいと思います。

投資で一番大切な20の教え_2017

久し振りに真っ当な投資に関する本の紹介ですね(^^)/

著者はオークツリー・キャピタル・マネジメントの共同創業者です。
同社はハイイールド債やディストレスト債への投資を得意とする運用会社です。

本書は著者が信奉し、これからも堅持するであろう「投資哲学」が20章に分けて解説されています。

「負けない投資」を標榜する方は一読の価値があると思います(=゚ω゚)ノ
(初心者には少し難解ですかね)

「はじめに」で、リスクについて以下の通り述べられています。

とりわけ本書では、いかに投資リターンを達成するかという点よりも、リスクの概念とリスクをいかに限定するかという点について、多くのページを使って論じている。私に言わせれば、リスクとは投資において最も興味深く、対峙しがいがあり、必要不可欠な要素なのである。


以下、私が興味深いと思った点をいくつか紹介します。

■4 価格と価値の関係性に目を向ける
資産の本質的価値をどのように推計するかは難しい問題です。
しかし、それで終わりではありません。

その資産の価格が本質的価値に対してどの程度の水準にあるかに注目する必要があります。
簡単に言うと、↓になりますね。

投資は「良いものを買う」ことではなく、「ものをうまく買う」ことで成功する。


■5 リスクを理解する
資本市場線にリスクとリターンの関係を分かりやすく示すために手を加えた図表5-2が秀逸です。
リターンの先行き不確実性と、リスク増大時に損失が拡大する可能性が上手く示されています。

■10 心理的要因の悪影響をかわす
私は投資に対して、心理面を非常に重要視しています。
本章では投資家の努力を台無しにする感情として以下が取り上げられています。
・強欲
・恐怖
・論理、過去、そして伝統的な規範の無視
・多数派の見方に(逆らうよりも)同調する傾向
・嫉妬
・うぬぼれ

うーん、どれも思い当たる節がありますね~。

■17 ディフェンシブに投資する
投資の魅力はスポーツの魅力と以下の点で共通しているとあります。
・競争である
・数量化できる
・実力主義の世界である
・チームワークが物を言う
・満足感とおもしろさが味わえる

チームワークが出てくるのは運用会社ならではですかね。
しかし、「ウォール街のランダム・ウォーカー」の『男女の道に似ている』の方がしっくりきますね。

いずれにせよ、スポーツも男女の道も好きな私に投資はピッタリですね(=゚ω゚)ノ


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プロフィール

RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしていました
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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