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東証IRフェスタ2017に行ってきました③ キャピタル・アセット・プランニング編

東証IRフェスタ2017@東京国際フォーラムに行ってきました(=゚ω゚)ノ

当社の話を聞きたいという方がいたので、特別編で長めに書いてみました。

■キャピタル・アセット・プランニング
こちらは会社説明会の会場で話を聞きました。
社長が話をしてくれました。

東証IRフェスタ_2017⑬

始まる少し前に会場を覗いてみると空席が…
予約をしていない旨を伝えましたがすんなりと時間前に入って座ることができました。
(終了したら立ち見の人が結構いらっしゃったのでラッキーでした)

■会社概要
当社の事業内容は以下の通りです。
①金融機関向けシステムインテグレーション業務
②資産管理プラットフォームの提供と相続・事業承継コンサルティングの提供

当社の競争力の源泉はFinancial TechnologyとInformation Technologyを知るプロの存在です。
システムエンジニア・プログラマにも多数の金融系の資格保有者を抱えています。

代表取締役の北山氏自身が公認会計士、税理士、証券アナリスト協会検定会員(CMA)です。
ご自身が公認会計士初のCMAではないか、とお話されていました。

プロダクトの一例をみると、生命保険会社ではライフプラン→設計→申込書の各工程で利用されています。
生命保険会社国内41社のうち19社に当社の商品が提供されているそうです。

生保以外では三菱UFJ信託銀行やりそな銀行の確定拠出年金システムに導入されています。

■市場動向
金融行政の変化とITイノベーションを源泉に成長を続けています。
特に近年は成長のスピードを速めています。

背景にはITの進化と保険・金融商品販売が抱える課題があります。

効率的で法令を遵守した販売の必要性が高まり最適な業務プロセスが求められています。
この課題をフロントのシステムによって問題解決しようということですね。

■成長戦略
①戦略パートナー
今の主力はソニー生命保険でフロントシステムは100%当社のもの、販売実績は約15億円です。
2位は三井住友海上あいおい生命、3位はオリックス生命です。

この2社を更に上位に引き上げたいということです。
申込ペーパーレスシステムの受託により売上は拡大していますが、まだ拡大余地はあります。

②コアテクノロジーの横展開
これは生保系から損保系への展開を指しています。

コアテクノロジーは、生保申込ペーパーレスシステムによる“業務革新”、
今後の生保の銀行窓販の拡大でスタンダードシステム地位の確立を目指しています。

生保申込ペーパーレスシステムは生命保険即時成立機能や病歴がある場合の引き受け保険額の
提示(&即時成立)には魅力があると感じました。

生保の銀行窓販拡大はどこまで進むかは私個人としては微妙な感じです。
(相方は銀行の方が信頼されているだろうから、伸びるのではという意見でした)

日本では銀行窓販が20%ということですが、各国並みの40~50%への拡大を想定しているようです。

③銀行・証券向けで従量制課金
相続を考慮したシステムで使用者(販売員)のライセンス数課金の実現しています。
こちらは従量制なので安定した収益源となることが期待されています。

■2017年9月期 業績予想、中期経営計画
今後のバンクアシュランスの拡大、証券会社向けファンドラップ販売用システムの売上拡大により、
今期も引き続き大幅な増収増益予想となっています。
売上高 4,242百万円 → 5,330百万円(25.5%増)
営業利益 248百万円 → 390百万円(57.2%増)

第1四半期が確定しています。計画達成に向けて順調な滑り出しといったところです。
例年第1四半期は赤字のようですが、今期初めて黒転したそうです。

2018年9月期の目標値が掲載されています。

売上高は二桁成長(60億円台へ)、当期純利益は二桁大幅成長を見込むとあります。
当期純利益はどの程度の二桁かは明言を避けていましたが(引受証券会社に怒られるそうです)、
自信はおありのようでした。

2/20時点の株価7,140円を基準にするとPERは33.97倍です。
社長はしっかりと安定して利益を積み上げしており、今後の成長性を勘案するとまだ株価は物足りない
という感じでした。

なお、お土産はスマートバッテリー2000です。
ネットで検索しましたが、それなりにお値段張るものです。


値動きが激しくてどこでインすべきが難しい感じですが、会社としては魅力的に映りました。
ある程度計算できる商品があって、成長の道筋が明確なのは安心感がありますね。

競合は大手システム会社ですかね?
早期の囲い込みが重要な気がします。

本記事は今回の説明会での話と資料をもとに作成しています。
よって、会社のアピールしたいポイントがそのまま強く出ているかと思います。

投資する際はご自分で調べて、良い投資をしましょうね(^-^)/
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プロフィール

RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしていました
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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