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株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 足立 武志

「株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書」
(足立 武志/ダイヤモンド社)
について紹介したいと思います。

株を始める人、初心者の方にお勧めの本はないかなと探した時に評判が良かった一冊です。
で、自分も読んでみることに。

内容は読んでいただくとして、本書で取り上げている以下の項目について自分なりの考えを。

■会社四季報
四季報は投資するのに有益な情報が掲載された本だと思います。
本書にも書かれていますが、過去分と見比べるのも価値があると思います。

しかし、私は一度も買ったことがありません。
これは私のスクリーニング方法に起因すると思います。

私は優待/高配当銘柄が投資の中心なので、皆さんのツイートやブログ、投資雑誌等で
良さげな銘柄をピックアップしています。
それから決算短信、決算説明会資料等を見て購入是非を決めています。

そのため余り活用する機会がないのです…
通常は選択範囲を限定するのは得策ではなく、幅広く見るのが良いと思います。

■買い方・売り方
トレンドに沿った売買を、というのが本書の趣旨かと思います。
これは正にその通りだと思います。

今まで、私はどちらかというと○%上下したら売るという決め方でした。

しかし、それでは上昇トレンドの時に利益が限定的になってしまいます。
やはり上昇トレンドが続いているうちは保有を続けるのが良いと思います。
目指せ、テンバーガー(=゚ω゚)ノ

一方、下落トレンドの時は損切りラインを決めておくことが重要だと思います。
本来は…

■テクニカル分析
私は財務という出自上、効率的市場仮説を大事にしています(棒)
効率的市場仮説には以下の3つのバージョンがあります。

①ウィーク … 過去の価格の分析から未来の価格を予想することはできない
→ テクニカルの否定
②セミストロング … 情報は即時に反映され、情報に則った取引では過剰報酬を得られない
→ テクニカル&ファンダメンタルの否定
③ストロング … 公開及び内部の全ての情報を反映していて過剰報酬は誰も得ることができない
→ インサイダーの否定

私自身は上記もあって、テクニカルに重きを置いていません。
しかし、投資家の一定数が重視している以上、無視することはできないというのが私のスタンスです。

また、テクニカルで買うことはありませんが、買うときにはテクニカルも確認するという使い方です。


内容は自分の考えと合わない部分がありますが、ポイントを押さえた良書だと思います。

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プロフィール

RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしています
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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雑誌に掲載されました

☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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